『SiCKO』−マイケル・ムーア監督の『シッコ』−

ようやく観たですよ;


いやはや、先進国で唯一、国民健康保険にあたるものが無い国・アメリカの、医療費のバカ高さ、個人で加入する保険の複雑怪奇さは聞いていましたが、住まいを失う程酷い制度であり、現状である、と、知る事が出来ました;


他の国では無料で出来た5本指の接合が、アメリカだと2本の、中指6万ドル、薬指1.2万ドル、どちらを接ぎますか、という過酷な選択肢に…


アメリカで120ドルの医薬吸引器が、キューバでは5セントほど…


アルカイダ関係者が収容されている刑務所内の医院は、受刑者に無料で医療を施すが、9.11の事後処理にボランティアで参加した人には5千万ドル基金がありながら、なんやかやで保障却下…


こうなる事の予測ヒントが、小石師の過去の本に色々な形で明らかにされていますが、多分殆どの人には、そんな切実な証拠も


 オ カ ル ト


としか思えないんでしょうな。