タリバン、韓国クリスチャン拉致関連記事

週刊新潮8/9号に特集が組まれている。タイトルは、


<アフガン人質」から「チェ・ジウ」まで登場する「韓国キリスト教」の正体>


とまぁ、アオリとしては合格点(笑)なのだが、中身はと言えば、誰も指摘しなかったろう、タダの現象リポートであって、全く < 正 体 を 告 げ て い な い >


これは、私が「キリスト教」という集まりの、いわば「身内」であり、またアオリの割りには“白けさせられた”腹癒せに嫌味入れて言っているのだが、その記事にだけ320円払ったワケよ、私ゃ


それ抜きにしても、


解説を寄せている、東京工業大学大学院の橋爪三郎教授(宗教社会学)の
「韓国でキリスト教が盛んなのは父系社会だからです。韓国は儒教が根付いていた国で、父親が尊敬される社会です。いっぽうキリスト教にも“父なる神”すなわち、神は“大きなお父さん”という考え方があり、それゆえに、韓国に受容されやすかった」
なる、如何にも現地での生活感を知らないままに『かくあれかし(そうであったらいいなぁ)』的見識には、嘆息ばかりが私の感想だ。
(尤も、これは記事の為に記者が要約して、別物になってしまっているのかもしれないが)


この教授の理解では、元から息の長い儒教からキリスト教シフトした理由には、全くならない。


儒教』はそもそも、父系社会礼賛の教えだ。何も新参の、究極的には我が身の父より、天の父絶対の、『キリスト教』に鞍替えしなくとも良いではないか、と。


なぜ隣国韓国で、キリスト教が盛んなのかは、何度か小石泉師匠が謎解きを語っているが、師の仰る通り、それは


『近代戦争で儒教を含む、一切の偶像が一掃されたから』


に他ならない。


形ある神の頼り無さを、極限状態で悟ったからこそ、

“見えざる真の神に”多くの韓国の人々が“出遭った”のだ。


先の教授の見解は、まるで新し物好きな浮気女が、男から男へ、移り気に飛び回る様を述べたような、
人の性を実に表面的、チープに捉えた井戸端会議並みの お 粗 末 なものだ。


これが“宗教社会学”というのだから、恐れ入る。