タリバン、韓国クリスチャン拉致-Continuous-

<アフガン>タリバンの韓国人拉致、情報錯綜で混乱
[ 07月26日 12時45分 ]

 【イスラマバード栗田慎一】アフガニスタンの旧支配勢力タリバンが韓国人23人を拉致した事件は、「1人殺害」が確認されたものの残る22人の安否は依然として不明で、アフガン、韓国の両政府側が飛び交う未確認情報に翻弄(ほんろう)される状況が26日午前まで続いた。非戦闘員である「医療ボランティア」の拉致は、戦闘と復興のはざまで多くの外国人が駐在・訪問するアフガンの現状を表面化。治安悪化が進む中、懸念された「最悪の事態」を招いたことで、国際社会に大きな衝撃を与えた。

 ◆混乱の始まり

 アフガン政府交渉当局者は25日午前11時、「近く人質は解放される」と発言。その5時間半後、韓国メディアが「8人の人質解放」と報じた。ところが、タリバン側はほぼ同時期に「人質1人を殺害した」と発表。新たな最終期限(26日午前1時)を設けて「人質全員を殺害する」と脅した。

 矛盾する情報が乱れ飛ぶなか、人質解放情報の真偽を問う報道陣に対し、当局者は「情報は未確認。1人は病死したようだ」と語り、質問をはぐらかした。

◆変転した情報

 「1人を射殺した」とメディアに繰り返すタリバンに対し、アフガン政府は「病気だったので射殺された」と主張したが、人質解放については未確認を貫いた。「8人解放」を政府筋が認めた韓国でも、その後の会見では「8人解放と1人殺害という情報は確認されていない」とのコメント。だが、アフガンではタリバンの発言通り、人質男性1人の遺体が見つかった。遺体には胸部を中心に複数の銃創があった。

◆思惑の違い

 解放交渉は、アフガン、韓国両政府が交渉団を独自に編成して始まった。タリバンから韓国側には「駐留軍撤退」、アフガン側には「服役メンバーの釈放」と別々の要求が突きつけられたためとみられ、交渉も別々に続ける方針だったようだ。

 タリバンはこの状況を最大限に利用。報道官はメディアに電話し、交渉内容の都合のいい部分のみを「暴露」することで韓国、アフガン両政府をかく乱した。

 国連による世界最大の復興支援国アフガンは、今も各地で戦闘が続く。常駐・一時入国の援助関係者を狙った拉致は以前から懸念されていた。拉致対象となり得る外国人は内戦状態のイラクよりも圧倒的に多い。

ソース:http://www.excite.co.jp/News/world/20070726124500/20070726E30.055.html

報道官が?何で?何の為に?計らずも、そうなってしまった??
What's going on?!


“また、イエスは失望せずに常に祈るべきことを、人々に譬で教えられた。”
<ルカによる福音書 18章1節>