備忘録 『被爆者の声』
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現在ディスク6、証言230まで拝聴。
メモ。
そして抜け出たんですけど、方角が全く分からないわけです。
今まであった建物というのが、全く全滅しているでしょ。
それといっしょに、九大の生徒ですけどね、
『どっか怪我してませんか』と言うんですよ。
その人は、私が怪我してるのを
気遣ってくれてる訳じゃないんですよね。
自分が怪我してるのを、
どこか怪我してないか見てくれという意味なんですよね。
見たら、表面、白いワイシャツ着てて、
その、全く怪我してないんですよ。
それで、『いいえ』と言ったら安心して、
くるっと後換えって向こう(へ)走っていったんですよ。
それを見てびっくりしたんです。
背中がないんですよ、えぐり取られてですね。
もう男と女も全く区別はつかないし、
血塗れの人間がそいこそ右往左往してるでしょ。
それがこう、自分をみんなが追いかけて来ているというような、
夢の中で、こう、追われるようなですね。
ところが、機銃掃射するんですよ。もうですね、5mも行けないんですね。
そしてこう、あれ戦闘機ですかね、目が見えるんですよ。
アメリカ兵独特の目が、窪んだ目が見えるのか、サングラスかけてるのが、
あんな(に)見えるのか、もうせせら笑うようにですね、
もうすぐ下まで降りてくるんですね。
来たと思ったら、ぱっと次の防空壕まで、どうかして走って行こうとか、
思うんですけど、途中でやられてしまう。藁をもすがるでそこら辺にあったのに
バッと掴んで、この、しがみつくわけですね。後で気がついてみたら、
死体にしがみついていたりですね。背中がないんですよ、えぐり取られて:ホームページ移転のお知らせ - Yahoo!ジオシティーズ
それから、諫早の駅にもですね、
もの凄い負傷者が、プラットホームからなにから寝てると、
私は、衛生兵を一人連れて、長崎から行って、諫早で待ってたんですけども、
プラットホームの上に、殆どもう、殆ど火傷ですがね、
火傷をした人間がまだ生きてて呻いてる訳ですよ。
ところがこれがまた、おかしなもんで、私は軍医ですからね、
あつ、これは火傷による脱水だということがいっぺんで分かった訳ですよ。
私は大声を立てましてね、『この連中に水を飲ましてやれ』と言ったんですがね、
ところがこの命令がですね、何分か経ちますと
「負傷者には水を飲ませてはいかん」という迷信が日本人の間にありまして、
いつの間にか水を飲ませなくなっちゃうんですよ。
夏の炎天の盛りで、火傷をしててですね、脱水状態になっている患者をですね、
結局、早く言えば「民衆の迷信」が殺しましたね。
その時にですね、水はもうじゃんじゃん方々で出とりましたし、
小川の水だっていいんですから、そういうものを
どんどんどんどん飲ませてやればですね、
私なんか相当助かったんじゃないかと思いますけど、
私がいくら声を大きくして叫んでみましても、これがその
末端の方に行きますと、負傷者には、火傷の患者には水を飲ましちゃいかん、
重傷者には水を飲ましちゃいかんというようなことに変わっていって、
僅か私の周りの数人が水を飲むだけで、後は『水を飲め』という命令が伝わらない…。「民衆の迷信」が殺しましたね:ホームページ移転のお知らせ - Yahoo!ジオシティーズ
なかには、
“皮膚がないものだから、水が飲んだ端から、泡となって身体から染み出てしまう…”
という証言もアリ。
自分は小学生低学年の頃に、腿の大部分に火傷を負ったんだけど;
温泉の源泉ね、アッツイやつがドバ!っと、掛かってさー;
いや、原因はちびっ子私にあるような、ええい、今だったら温泉旅館の安全対策に不備が、的なもんだったんだけど(−−;
それはともかくも、
いや、あの火傷っつぅのはね、痛いし、痛いし、それに痛いのよ!
痛いだけかぃ!!
ホントーでっす;
その時、ウチの父が、別の出先に居た母からの指示を 真 逆 に 聞き取ったもんだから、
火脹れで浮いた皮を、マルっと 剥いちゃって ねー(爆・剥いたらどーやって真皮を保護するんスか!#←地元掛かり付け外科医に怒られた、連れて行った母が;)
私も『迷信で苦しみました』とか、でも言えねーよ#
バカ親子、とは言ってみる;ホントばか;
ももいちぶ、ですら、あの痛さだもんだし、大分長期で火傷跡目立ってたよーな?
私よりか、やっぱ母親の方が気にしまくってたけど、アレはやっぱり「周りの人が気にしない方が、本人も気にしない」ような気もするぞ。
超速閑話休題#
ナニこの惨状#
いや、広島、長崎だって#