新世界の神になる!…はずも無く。惜しい!ライト夭折−アニメ『デスノート』−


漸く見終えました、アニメ『デスノート』。


短期集中ハマったの、久々かも(笑)


WEB質問板に、ある意味濃ゆい質問投げているので、それにて時短す。

しゃちょーが「ブログばっかり時間掛けて!」的ウルッサィんですよマジでー#
因みに、この風呂\1,000に値段付けたのはしゃちょー(爆)

一クリスチャンの見た『デスノート』「ライトは善か、悪か、それともその他?」

善悪に関しての、あなたの感想を聞かせて下さい。

私の見終えたのはアニメ『デスノート』です。未見ですが、原作と相違は無いはずです。

荒唐無稽な設定を、優れた作画が説得させていた感は否めませんが、
人の心の浅ましさ、優しさなどを、よく描いた秀作だと思いました。

1)正義心を持った少年ライトが、単に今を楽しみたい、奪うだけの存在、悪霊(作中“死神”)に弄ばれた。
リュークコミカルな描かれ方をしているので、元凶がスルーになっている)

2)キラを大量殺人鬼、とする体制、「何が何でも殺しはダメ」「殺人者にも人権」「強姦した犯人も人」という、
今現代の、さほど 『罪の質』を問わない 一般見識、法曹界を肯としている。
(最終的勝利者、ニアの言による結論による)

3)崇高な理想の前には、私情は沈黙せざるを得ない、という事が、軽く扱われている。
(ライトの父の死に対する清算のコメントと、松田の本人の価値観による感情的解釈との食い違い)

これらに注意してみないと、現実を生きる我々の善悪の判断をニブくする可能性があると感じました。

話運びの上で、ライトや魅上が醜悪に描かれている事も、「醜い=悪」と感じるような、
嫌悪感による誤った結論に陥る気もします。


妹、粧裕に手を下さなかったからには、全くの『神になりがたがり』では無く、『正義の執行人』としての理性がいつも心の奥底にあったからでしょう。
ラストの夕陽の中で逃走するライトの顔は、焦燥していましたが、当初の正義の少年の顔付きでしたね。

「神になる!」という発言は肯定しませんが、ライトはかなり“自分なりに”正義模索に頑張ったと思います。

(平均的な日本人として、ライトは『神』の正確な定義を知らない。なのでその点割引き)


ライトは、『理解者無き、葬られた<少年レベル>の善』。


あなたにとって、ライトは善ですか?悪ですか?

【質問補足】
僅かな時間に、しっかりとしたご意見を頂いておりまして、誠に感謝です。
膨大な質問の数の中でまた、物凄い抽象的な質問にも関らず恐縮でございます。
m(_ _)m

ついでに、ライトへの評価+「好きか、嫌いか」も、宜しかったら教えて下さい。
「彼は悪です。でもカッコイイので好きです」(笑)とか。

因みに私は、

好きor嫌い⇒「アタシがもう10年も若かったらねェ、アタシの若い時にゃそりゃアンタ(以下略)」(爆)

〆切ったら、【善悪特集】でも組みますか(*−−*)


色々しっかりしたご意見が返っているので、楽しみです。


因み、これを見終えた時、『エス』思い出した、『エス

概要はこっちで(−−):http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2721
http://www.netpro.ne.jp/~takumi-m/cinema-2002/041-es.htm


人間て、変わるよね。

草は枯れ、花はしぼむ。しかし、
われわれの神の言葉はとこしえに変ることはない。

<旧約聖書 イザヤ書40章8節>


何しろ神様が、「新世界の神になる!」の“神”、字面だけ〜ですからね(−−;


生殺与奪に関るのは神、といったイメージだけで、そこに人格を感じられないのが、平均的な日本人の神感ではないだろうか。


ラストのライトのセリフ、

「人を殺すことが犯罪なんてことは分かっている。しかしもうそれでしか正せない。」

後半、聖句で言うところのbに当たる(笑)
「しかしもうそれでしか、正せない。」


実際、これ主の心情でしょう(T▽T)たーぁ;


尤も、主の場合、それは犯罪ではなく、それこそが 『裁 き』 というものです、ハイ。

あ、念の為言っておきますが、最終的にです。
黙示録までいっちゃった場合、ですよ。*1


まぁ何にせよ、つづく。*2

*1:てか、もう突入してますけどバリバリに!

*2:多分(笑)