タリバン、韓国人拉致被害者の女性2名解放

タリバン、重病の女性2人解放 AFP報道
08/12 01:22

 【イスラマバード=佐藤貴生】アフガニスタンで韓国人23人が拉致され、うち2人が殺害された事件で、フランス通信(AFP)は11日、イスラム原理主義勢力タリバンが、残る人質21人のうち重病とされる女性2人を解放したと伝えた。解放場所など詳しいことは分かっていない。タリバン側は韓国政府代表団と直接交渉に臨んだ同日夜、2人を解放する方針を表明していた。

 これに先立ち、ロイター通信は11日、韓国側と交渉に当たっているタリバンの担当者2人のうち、マウラビ・ナスララ幹部が「韓国人の人質全員が解放され、家に帰ることになるだろう」と述べたと伝えた。幹部は「私たちの受刑者も帰宅することになる」とし、人質解放と引き換えにタリバン側が要求していた収監中の仲間の受刑者が釈放される可能性を示唆していた。

 ただ、アフガン大統領報道官はAFPに、「タリバン受刑者の釈放に関する政府の立場は変わっていない」と話し、交渉に当たっているタリバンのカリ・バシル幹部も「政府が要求を受け入れれば、きょうか明日には(人質を)解放する」と話していたため、人質全員の解放をめぐる根本的な対立点が解消されたかどうかは不透明だ。

 韓国代表団とタリバンは、10日から政府支配地域である東部ガズニ州のアフガン赤新月社で会談していた。タリバン側は2人、韓国側は4人、国際赤十字のメンバー4人も参加し、アフガン政府はタリバンの代表に対して身の安全を書面で保証していた。

 タリバンは男性2人以外の人質は殺害していないと表明していた。

ソース:http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/korea/76039

タリバン、人質2女性を解放…韓国大使館員が保護

アフガン南部ガズニ州で、タリバンから解放された人質の韓国人女性2人(左)=AP 【カブール=佐藤昌宏】アフガニスタンの旧支配勢力タリバンが韓国人23人を誘拐、2人を殺害した事件で、タリバンは13日午後(日本時間同日夜)、体調が悪化したとされる女性2人を解放した。人質の解放は7月19日の事件発生以来、今回が初めて。

 2人が解放されたのは南部ガズニ市近郊。2人は現地の部族長老を通じ、アフガン赤新月社に引き渡された。韓国大使館員が保護し、ガズニ市内の米軍施設に滞在している。

 AFP通信によると、女性の1人が電話取材に応じ、「韓国人です。2人います。大丈夫です」と話した。部族長老は「健康状態は問題ない」と話しているという。

 タリバンは11日夜、本紙などに、「2人を無条件で解放した」と語っていたが、方針変更などを理由に拘束を延長していた。

 韓国、アフガン両政府は、残る人質の解放に全力を挙げている。だが、タリバンは、収監中の仲間の釈放要求を取り下げていないため、解放交渉は引き続き難航が予想される。

 ◆韓国政府も発表◆

 【ソウル=中村勇一郎】韓国外交通商省は13日夜の記者会見で、人質女性2人の引き渡しが完了したと発表した。同省報道官は「残る人質も解放されることを願う」と述べた。

 韓国政府筋によると、解放されたのは金志羅(キムジナ)さん(32)と金京子(キムギョンジャ)さん(37)。2人とも歩くことができ、健康状態に大きな問題はない様子だが、ただちに医師の健康診断を受けるという。

(2007年8月14日1時45分 読売新聞)

ソース:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070813it15.htm

詳しい参考:タリバンから解放された女性2人の親族、「残された人質を思うとつらい」 写真10枚 国際ニュース:AFPBB News

間が空いてしまって恐縮ですが、解放の兆しが感謝です。


最初の記事で、


「ロイター通信は11日、韓国側と交渉に当たっているタリバンの担当者2人のうち、マウラビ・ナスララ幹部が「韓国人の人質全員が解放され、家に帰ることになるだろう」と述べたと伝えた。幹部は「私たちの受刑者も帰宅することになる」とし、人質解放と引き換えにタリバン側が要求していた収監中の仲間の受刑者が釈放される可能性を示唆」


とあります。


今日、16日になりますが、ザッと検索しても8/15付けの情報は見つかりません。
誰か耳聡い人おらんかな。


少しづつでも進展はあり、祈り続ける事の大切さが判ります。


今回の事件で、当事者の兄弟姉妹の信仰が曲がらないように、と切に思う。
彼らの今後の行動は、周りの人の信心にも関るから。


これ、自分の断食の時のキーワードですが、


『無謀と熱心は異なる』


です。


観光気分で信仰の僻地へ赴いた、その心意気に、『虚栄心』や『人より突出したい』、『人とは違った体験をして、誉めそやされたい』、『有り得べからざる出来事に、励まされたい』といった、


十字架から右に左に目を逸らした思いは、無かったのかと、自戒を込めて考えます。


今回の事件、私は“信仰の熱心さが、霊的に負けた”のではなく、“信仰という名の無謀な浅慮、神の名を騙った傲慢さが、杭打たれた”と思っています。


私の知る韓国人クリスチャン達は、ひどく自分達、韓国で受けた教会教育の信仰に自信があり、自分達の認める条件を凌ぐでない限りは他を小馬鹿にする傾向がありました。それは勿論、全員が全員ではないものの…


事件当事者達の、出発前の無防備で無邪気で、これから赴く地の人々、信心に対する配慮の無い顔付きには、非常に共通した雰囲気を感じます。


主の限りない憐れみに縋ります。
この蛮行が赦され、早く全面的な解決に至りますように†


愚かなはかりごとは罪だ。

あざける者は人に忌みきらわれる。
                           <旧約聖書 箴言 24章9節>